銀妙を妄想。

夢小説というのでしょうか、苦手な方はUターン

銀妙だけど沖→神もあり

2年後、ある昼下がり

沖「ごめんくだせぇ。」

妙「あら、沖田さん。近藤さんなら来てませんよ。来てたらゴリラ取りに捕まってるはずですから。」

沖「今日はゴリラ探しに来たわけじゃねェんでさァ。」

妙「そうなんですか?ゴリラ探し以外でいらっしゃるなんて珍しいですね。」

沖「……今日は姐さんに相談したいことがあって来たんでィ。」

妙「ゴリラの嫁になれってお話でしたら殴り飛ばしますよ?」

沖「もうその件に関しては俺たち真撰組は諦めてます、姐さん。というか手遅れでさァ。」

妙「そう、ならよかった。で、相談ってなんですか?」

沖「…実は」

〜〜〜沈黙〜〜〜

妙「あの沖田さん、立ち話も何なのでよかったら中で話しませんか?」

沖「…お願いしやす」

 

 

 

 


妙「お茶、どうぞ。」

沖「すいやせん。」

妙「私に相談なんてどんな風の吹き回しですか?」

沖「…俺、友だちいないんでさァ。前にも死んだ姉上に万事屋の旦那を友人として紹介したくらいで。真剣に相談するって考えたときに、俺の周りにまともな奴がいないんでィ。んで、信頼出来そうな姐さんに相談してみようかななんて…」

妙「ふふ。沖田さんにはたくさん友だちがいると思いますけどね。よく分からないですけど、いくらでも聞きますよ。」

沖「……女を落とすためにゃ、どうしたらいいか教えて欲しいんでさァ。」

妙「…え?お、沖田さん女に興味あるんですか?」

沖「え、そこ?」

妙「あぁごめんなさいね!いつも神楽ちゃんと喧嘩ばかりでそういうことには興味がないのかなって思っていて。」

沖「俺も男でィ。興味ぐらいありまさァ。」

妙「でもだったら、男の人に聞く方がいいんじゃないですか?周りにたくさんいるじゃないですか。」

沖「あんな奴らクソ以下でィ。それに弱み握られたくないんでさァ…」

妙「沖田さんも可愛いとこあるんですね。うーん、相手にもよりますね。誰なんですか?」

沖「………」

妙「ふふ、言いにくい相手ならいいですよ、言わなくて。想像はつきますけどね。」

沖「姐さん、誰にも言わないでくだせェ…。」

妙「はいはい、もちろん言わないですよ。あ、でも沖田さんて年齢いくつですか?犯罪じゃないですよね?」

沖「20でィ。今すぐにどうこうしたいわけじゃないんでさぁ。もちろんアイツが成人するまでは手は出さねェ。だから姐さん、認めてくれぃ。」

妙「私が認めてもねぇ、銀さんたちなんていうかしら?ふふ。ていうか沖田さん20歳なんですか?私たち同い年じゃないですか。」

沖「あり?そうなんでぃ?てっきり年上だと…」

妙「おい、誰が年増だって?」

沖「姐さんうそです。トシシタダトオモッテマシタ、オワカイデスネ」

妙「それならよろしい。なのに姐さんだなんて、変な感じよねぇ」

沖「まあ姐さんてのは、うちの局長と夫婦になる前提の呼び方で」

妙「殴り飛ばしますよ?」

沖「姉御、今日からよろしくお願いします。」

妙「なんで姉御なのよ。あら、神楽ちゃんと同じ呼び方ね。」

沖「ーー//」

妙「ふふ。」

沖「姉御はどう思うんでぃ。俺と…アイツのこと。」

妙「さぁ、どうかしら。私はお似合いだと思いますよ。喧嘩するほど仲がいいっていうし。」

沖「本当ですかぃ?ただ、アイツは俺のことどう思ってるのか…」

妙「神楽ちゃんももう16歳だし、愛とか恋とかわかる年齢にはなってると思うわ。ただ、まだ神楽ちゃんには早いんじゃないかしら?」

沖「早い?」

妙「だってようやく万事屋に戻って来れたんだから、銀さんや新ちゃんと一緒に仕事がしたい気持ちが大きいと思うの。そんな中、恋愛してられるかしら?」

沖「確かに…」

妙「沖田さんも今すぐにって考えてないのなら、少しずつ進めてもいいかもしれないわね。」

沖「…俺もそう思うんでぃ。ただ、アイツが誰かに取られないか心配なんでぃ。」

妙「まあ。女子が聞きたい台詞番付一位じゃないかしら。」

沖「姉御、俺は真剣でぃ。」

妙「わかってますよ。神楽ちゃん可愛いものね。」

沖「…旦那とか。」

妙「…銀さん?」

沖「旦那、あんな感じだけど強えし、一緒に住んでるし、いつも銀ちゃん銀ちゃんって…」

妙「そうね。神楽ちゃんが銀さんに惚れてるかもしれないわね。」

沖「え」

妙「冗談よ!神楽ちゃんからして銀さんはそうね、地球のお父さんってとこじゃないかしら?少なくとも恋愛的な感情はないと思うわ。」

沖「そうですかねぃ…」

妙「沖田さんにもこんな可愛いところがあるなんて、土方さんたちが知ったら嬉しいんじゃないかしら?」

沖「いやでぃ。アイツらなんかに言いたくないでさァ。」

 

 

 

ガラガラ

新「ただいまー。」

妙「あら、新ちゃん帰ってきたみたい。」

沖「じゃあ俺も御暇しやす。姉御、聞いてくれてありがとうございやした。また相談しに来てもいいですかぃ?」

妙「ええ、もちろん。同い年なんですから友だちみたいなものじゃない。」

沖「…友だち。ま、またお邪魔しますぜぃ。」

ガラッ

新「姉上、ただいまー…って、あれ?沖田さん?近藤さんなら猩猩星にいるんじゃ」

沖「今日は新八くんの姉上に会いに来たんでぃ。じゃ、お邪魔しました。」

 

 

 

妙「ふふ。」

新「……姉上に?何だったんですか?」

妙「お巡りさんのお悩み相談よ。」

新「???」

 

 

 

あくる日万事屋にて

新「おはようございまーす。って、神楽ちゃん。女の子なんだから鼻くそほじりながらお出迎えはやめてよね。ほら、早く顔洗ってきなよ。」

神「うるさいアル。女の子だから鼻くそ掃除が大切アル。それにお出迎えじゃないネ。今から顔洗うんだヨ。だからそこどくヨロシ。」

新「女の子が鼻くそ掃除とか言わねぇーよ!あ、銀さんおはようございます。」

銀「あー新八いたのか。おい神楽、まだ準備してねぇのかよ。ったく、急げよ。今日仕事あんだから。」

新「今日は屋根の修理でしたっけ?えーっと場所は……」

銀「いつものハゲ野郎からの依頼でな。場所見てなかったな、どこだ?」

新「ちょっと待ってくださいね、えっと…あれ。ここって、新撰組の屯所じゃないですか。」

銀「マジでか。おい、何だよあのハゲ。なんであんな税金ドロボーたちの屋根直さなきゃならねぇんだよ、めんどくせぇよ。」

新「でも政府が絡んでるってことは、報酬もいいかもしれませんよ。久々に入った仕事だし、頑張りましょうよ。」

神「そうアル。もう三食豆パンは飽きたネ。屋根修理してると見せかけて穴あけときゃいいネ。アイツらバカだから気づかないネ。」

銀「それもそうだな。瓦風シールでも貼り付けときゃいいだろ。」

新「本当に捕まりますよ。あ、そういえば最近うちに沖田さんが訪ねて来てるみたいなんですよ。近藤さん探しに来たのかと思ったんですけど、姉上に会いに来たとかなんとか。」

銀「どうせまた、ゴリラの嫁になってくれーとかじゃねぇの?」

神「遅いアル。もうすでにゴリラに婿入りしたネ。」

新「姉上はお巡りさんの悩み相談って言ってました。そもそもあの2人、接点ありましたっけ?」

銀「知らねーよ。おい、仕事行くぞ。とっとと終わらせんぞ。」

神「定春ー行ってくるネ。」

 

 

 

 


新撰組屯所きて

ハゲ「もー!遅いよ銀さん!遅刻するなとあれほど言ったじゃねーか!朝一つったのにもう10時だよ!」

銀「朝から元気だな、ハゲ。俺にとっての朝は10時なんだよ。」

ハゲ「はぁ。まあいいや。じゃあ今日は屋根の修理だから。真面目にやってくれよぃ!神楽ちゃんと新八くんは先に屋根に登って始めててくれ。銀さんは副長さんから書類もらって来てくれよ。」

神・新「はーい」

銀「ウィーッス」

 

 

 

沖「あり、旦那。なんでこんなところにいるんでぃ。」

銀「屋根の修理。仕事だよ、仕事。副長室ってどっちだ。」

沖「ここの角を曲がって左の部屋でぃ。」

銀「ありがとよ。…なあ沖田くん、最近新八んちに通ってるんだって?」

沖「そうですけど?」

銀「お前ら家に行くような仲だったか?それとも狙いは姉ちゃんか。」

沖「旦那ァ、嫉妬ですかぃ?」

銀「誰があんな女。」

沖「ま、心配しないでくだセェ。旦那の女のに手ぇ出したりしやせんよ。」

銀「…」

 

 

 

銀「失礼しマァース。」

土「おうっ…ってなんでお前がここにいんだよ。」

銀「副長室間違えましたー失礼します。」

土「おい!待て!副長室はここだ!」

銀「随分のマヨネーズ臭い部屋ですね。マヨネーズ副長、屋根修理の書類を取りに来ましたァー。」

土「誰がマヨネーズ副長だ!ちっ、屋根修理てめぇんとこに頼んだのかよあのハゲ。ほらよ。書類だ。」

銀「報酬はたんまり貰えるんだろうな。」

土「不本意だがてめぇらに払うしかねぇだろ。真面目にやれよ。」

銀「ウィーッス。屋根にマヨネーズ塗ってきまぁす。」

土「おい、こら待てぇぇぇぇぇぇえ‼︎‼︎」

 

 

 

新「銀さん、遅かったですね。」

神「どこでサボってたアルか?イイナ、私もサボりたいアル。」

銀「サボってねぇーよ。めんどくせぇ奴らに出くわしただけだ。おら、とっととやるぞ。」

 

 

 

屋根修理終了

ハゲ「てめぇら、いつもより真面目だったじゃねぇか。またよろしく頼むよ。次は遅刻すんじゃねぇぞ‼︎」

銀「税金ドロボーの屋根直すなんてごめんだぜ。次は場所選ばせろよな。」

ハゲ「暇してるお前らに仕事くれてやったんだ、少しは感謝しろよってんだぃ‼︎ほらよ、報酬だ。じゃあな‼︎」

 


帰り道 

神「ヒャッホーーい‼︎豆パン地獄からようやく抜け出せるネ‼︎今日のご飯は何アルか?卵かけご飯アルか?納豆卵かけご飯アルか?」

銀「てめぇは一生卵かけご飯だけ食ってろ。」

沖「おや、屋根修理終わったんですかぃ。」

新「沖田さん。なんでこんなところに?今終わったところですよ。」

神「税金ドロボーから税金で報酬もらったアル。」

新「なんかその言い回し僕たちが悪者みたいに感じるからやめてよ神楽ちゃん。」

沖「誰が税金ドロボーでィ。チャイナ、てめぇは不法入国者だろうが。」

神「うるさいネ。私は地球で生まれた神楽アル。」

銀「あーもーうるせえよ。お前ら会うといつも喧嘩してんじゃねえか。少しは仲良くしろよ。」

神「嫌アル。ムカつくアル。あ、姉御ー‼︎」

妙「あら、神楽ちゃん。みんな、なんでこんなところに?あら、沖田さんも。」

新「姉上!今仕事で新撰組の屋根修理をしてきて、その帰りなんです。」

妙「あらそうなの。お疲れ様。」

神「あ、銀ちゃん‼︎姉御もいるし、今日はみんなで鍋にするネ‼︎」

銀「鍋か。卵かけご飯よりは数千倍ましだな。」

新「いいですね‼︎ね、姉上‼︎」

妙「あら、いいのかしら私まで。」

新「沖田さんもよかったらどうですか?」

神「おい、新八ぃ。なんでサディストまで誘うアルか。」

妙「あら、いいじゃないたまには。ね、沖田さん?」

沖「……っ」

ザキ「あー‼︎沖田隊長いたー‼︎もうこんなところで何やってたんですか‼︎ってあれ?万事屋の皆さんに姐さんじゃないですか。お疲れ様です‼︎」

沖「じゃあ、皆さん俺見廻り中なんで戻りまサァ。鍋、楽しんでくだセェ。ザキ、行くぞ。」

ザキ「あ、沖田隊長待ってくださいよ‼︎では皆さん、また。」

妙「あら、残念ね。」

銀「なんだよ、サボりかよ。」

神「やっぱり税金ドロボーアル。」

新「じゃ、いつも通り4人で鍋ですね。鍋の具材、買いに行きましょう。」

 

 

 

 


志村邸

妙「じゃあ私お鍋作ってきますね。」

銀「いやいやいや‼︎お妙、お前は日頃シスコンの弟の世話で疲れてるだろ‼︎今日くらいゆっくり休めって‼︎」

神「そ、そうアル姉御‼︎鍋はメガネに任せてこっちでみんなで待ってるアル‼︎」

新「誰がシスコンメガネだぁ‼︎‼︎でも姉上、僕が作るのでゆっくりしててください‼︎」

妙「あら、そう?みんな優しいのね。お言葉に甘えて待ってるわ。」

銀・神・新「ふぅー…」

神「あ、定春も連れてこヨ。きっとお腹ペコペコネ。ちょっと行ってくるネ。」

新「神楽ちゃんついでにお豆腐買ってきてくれる?買い忘れちゃって。」

神「はいヨー」

新「じゃあ僕鍋作って来ますね。」

妙「よろしくね、新ちゃん。」

 

 

 

妙「銀さん、お茶どうぞ。」

銀「おー」

妙「沖田さんも来れたらよかったのに、残念ですね。」

銀「…残念?お前ら仲良かったの?」

妙「同い年ですから、友だちみたいなもんですかね?」

銀「え⁈沖田くんとお前同い年なの⁈お妙、老けて」

妙「え、銀さん、なんですって?」

銀「い、いやいやいや、て、てっきり沖田くんの方が上だと思ってたよ。お姉さん、オワカイデスネ。」

妙「当たり前じゃないですか。ぴちぴちの20歳なんですから。」

銀「…。おい、最近沖田くんが入り浸ってるらしいじゃねえか。どんな風の吹き回しだ、おい。毎日ゴリラ探しか?」

妙「あら、新ちゃんに聞いたんですか?私もそうだと思ったんですけどね。まあ、お巡りさんも大変みたいですよ。」

銀「ゴリラ探しじゃなきゃ何の用だよ。ゴリラに加えてあのドSも手懐けたのか?」

妙「あら、銀さん。気になるんですか?」

銀「別に。」

妙「ふふ。まあいいじゃないですか。近藤さんと違ってストーカーじゃないんですから。」

神「ただいまヨー」

定「わん!」

妙「あら、神楽ちゃんおかえりなさい。」

神「姉御、2人で何話してたアルか?」

銀「お前には関係ねえよ。それより豆腐はどうした。」

神「買ってきたアル!」

新「神楽ちゃんおかえり。お豆腐買ってきてくれた?って、おいぃぃぃぃ‼︎‼︎素手で豆腐持ってくるやつがあるかぁぁぁぁ‼︎‼︎」

神「ちゃんと買ってきたアル。文句言うなら自分で買いにいけよ、メガネ。」

新「なんだとーっ‼︎‼︎」

妙「まあまあ、いいじゃない新ちゃん。お豆腐洗えばいいわよ。さ、食べましょ。」

神「ヒャッホーい‼︎鍋アル‼︎豆パン以外のご飯久々アル‼︎」

銀「うるせえなぁ。静かに座れよ。」

一同「いただきまーす」「わん!」

 

 

 

2日後 志村邸前

土「す、すいませーん。」

妙「はーい。って土方さんじゃないですか。どうされたんですか?」

土「総悟来てねぇか?」

妙「沖田さんですか?来てないですけど…」

土「そうか。ならいいんだ。…お前、総悟とどういう関係だ。」

妙「は?」

土「ザキが言うには、総悟がここ最近足繁く通って、楽しそうにおしゃべりしてるって言うんだが。こんなこと知ったら近藤さんが悲しむじゃねえか。」

妙「いいじゃないですか。近藤さんにはあんなに立派な毛深い奥様がいらっしゃるんですもの。それに、沖田さんとは怪しい関係ではないですよ。」

土「じゃあなんで総悟はここに通ってる。」

妙「まあ、友だちみたいなものですよ。私たち同い年ですから。」

土「お前ら同い年なのか⁈近藤さんロリコンじゃねぇか…いやもう20歳だからいいのか?つーかお前20歳って見た目じゃ」

妙「なんかいったか?」

土「い、いやぁ10代にみえるなあ、お姉さんオワカイデスネ。」

妙「ええ。ぴちぴちの20歳ですから。」

土「で、何でアイツはここに来てんだよ。」

妙「うーん…まあいいじゃないですか。人には知られたくないこともありますから。」

土「…まあいい。真撰組の風紀を乱すようなことはしてなさそうだな。すまなかったな、いきなり訪ねて。」

妙「いえいえ。土方さんて、とても沖田さん想いなんですね。」

土「ば、馬鹿野郎。そんなんじゃねえよ。ただアイツがサボってねえか確認に来ただけだ。帰る。邪魔したな。」

妙「ふふ。素直じゃないんですね。」

 


志村邸前

 


銀・土「あ」

銀「何でお前がこんなとこにいんだよ。市民の税金食い尽くしてるくせに職務怠慢ですか。」

土「ちげーよ。総悟探しに来たんだよ。最近ここに通ってるってザキに聞いたからよ。」

銀「で、居たのかよ。」

土「今日は来てなかった。じゃあな。俺は忙しいンだよ。」

銀「…」

 


志村邸

銀「よう。」

妙「あら、銀さん。新ちゃんなら、今日は定休日だから寺門通親衛隊の集まりに行くって朝出て行きましたよ。」

銀「別に新八に用はねぇよ。」

妙「?」

銀「…茶飲みに来ただけだ。」

妙「よく分からないですけど、上がってくださいな。」

銀「ああ。」

 


妙「お茶どうぞ。」

銀「ほらよ。」

妙「あら!バーゲンダッシュじゃないですか。いただいていいんですか?」

銀「いらねえなら、俺が貰う。」

妙「ふふ、ありがとうございます。」

銀「お前さぁ、誰が訪ねて来てもホイホイ家にあげるのかよ。それともあれか?ここは結婚相談所にでもなったのか?」

妙「え?」

銀「さっきアイツが来てただろ」

妙「アイツ?ああ、土方さんですか?沖田さんを探しに来ましたけど…」

銀「嫁入り前の娘が簡単に男を家に上げるんじゃねぇよ。死んだ親父さんも泣いてるぜ?いつからビッチになっちまったんだーって。」

妙「あらそんなことありませんよ。むしろお父上は喜んでいると思いますよ。子孫繁栄だーって。」

銀「そんなふしだらなこと言うんじゃありません‼︎大体、男はみんなケダモノなの。」

妙「私だってちゃんと人を見極めてますよ。近藤さんは表から来ても入れないもの。みんなケダモノなら銀さんもそうなんですか?」

銀「そ、それはー…」

妙「銀さんは大丈夫よね。神楽ちゃんとも一緒に住んでいるし。」

銀「おい、お妙。」

妙「はい?」

沖「ごめんくだせェ。姉御いやせんかぁ。」

妙「あら、沖田さんかしら?ちょっと出てきますね。」

銀「あ、ああ。」(うぉぉぉぉお‼︎俺は今何を言おうとした‼︎危ねぇぇぇぇえ‼︎)

 

 

 

沖「旦那ァ、来てたんですかぃ?ひょっとして俺お邪魔で?」

銀「てめぇはどこに居ても邪魔だよ。ったく、本当にこの家に入り浸ってんのかよ。」

妙「まあいいじゃないですか。」

銀「で沖田くん、何の用でこの家に来てんだよ。」

沖「…それは」

妙「…」

銀「何だよ見つめ合っちゃって。お前らできてんのか?あーあ、部下に女取られてゴリラが泣くぜ。」

妙「おい、誰がゴリラの女だ」

沖「違いまさァ。…旦那もご存知の通り、俺友だちってもんがいねぇんでさァ。どうしても相談したいことがありやして。それで俺の周りで話を真剣に聞いてくれそうな姉御に相談してるってわけでぃ。」

銀「相談ねぇ。お前が相談なんかするたまかよ。」

沖「俺にもいろいろあるんでぃ。」

妙「沖田さん、この際だから銀さんにも相談してみたら意外と良いかもしれませんよ?」

沖「姉御…」

銀「意外とって何だよ。銀さんもう三十路手前の大人なんだけど。ガキのお前に言われたくねぇんだけど。」

沖「旦那、誰にも言わないですかぃ?」

銀「言わねぇよ。つーか、他人の相談事なんざ興味ねぇ。聞きたくもねぇよ。」

妙「んもう。銀さんたら。沖田さんが相談に来ること気にしてたじゃないですか。聞いてあげてくださいよ。大人の男として。」

銀「…」

沖「俺も最初旦那に相談しようか迷ったんですが…まあいいでさァ。俺の独り言だと思って聞いててくだせェ。」

 


〜〜

 

 

 

沖「というわけでさァ。」

銀「…ふーん。あの沖田くんがあの鼻クソ娘をねぇ。」

妙「あら、意外と驚かないんですね銀さん。」

銀「驚きゃしねぇよ。ケンカ相手を好きになるなんざ、いくらでも漫画で読んできたわ。」

沖「旦那はどう思うんでぃ。」

銀「どうって…知らねぇよあんな鼻クソ娘の色恋沙汰なんざ。男の影もねぇよ。」

沖「そうじゃないんでさァ。アイツに俺は相応しいかってことでぃ。」

銀「さあな。そもそも神楽にゃまだ早ぇーだろ。万事屋もようやく再開したところだし。恋愛なんかしてる暇ねぇんじゃねぇの。」

沖「…すげぇや。姉御と全く同じこといってるぜぃ。」

銀「なっ」

妙「当たり前じゃないですか。神楽ちゃんを娘、妹のように今までそばでみてきたんですから。ね、銀さん?」

銀「お、おう。」

妙「私は沖田さんとお似合いだと思いますけどね?公務員で直参だし、神楽ちゃんと互角に渡り合える。それに、顔もかっこいいじゃないですか。ね、銀さん。」

銀「何で俺に聞くんだよ。大体な、俺たちが良くても、あのハゲ親父と馬鹿兄貴が家族だぞ?神楽を嫁にもらうってことはアイツらと家族になるってことだからな。その前に殺されるんじゃねえの。」

沖「その辺は大丈夫でさァ。俺にも考えがあるんで。」

銀「そうかい。末恐ろしいガキだこと。」

沖「じゃあ、旦那は認めてくれるってことですかぃ?」

銀「あんな鼻クソ酢昆布娘、勝手にしろよ。だいたい、三十路の俺と16のアイツが一つ屋根の下に住んでるなんてやべぇだろ。そろそろPTAから苦情入るよ、これ。早く出てってくれることに越したことはねぇさ。」

妙「ふふ。本当は寂しいくせに。」

銀「バカですか、お前は。んなわけねぇだろ。」

沖「旦那さえ認めてくれればこっちのもんでぃ。後からやっぱなしではなしですぜぃ。」

銀「おーおーどうにでもしろよ。」

沖「じゃ、この件はどうか内密に。口を滑らせようもんならうっかりその首切り落としかねませんからねぃ。」

銀「てめぇが言うと冗談に聞こえねぇんだよ。あい、承知。」

妙「良かったですね、沖田さん。」

沖「姉御もありがとうございやした。今度何か奢らせてくだせェ。じゃ、また。」

 

 

 

 


銀「ちっ。アイツもちゃっかりしてんな。」

妙「いいですよね。ああやって人を想う気持ちがあることって。沖田さんも人間らしいところあるんだって安心しちゃいました。」

銀「まあ、考えてみればそうだな。ただのドS殺人鬼じゃねぇみたいだしな。」

妙「そういえば、さっき何を言おうとしてたんですか?」

銀「え」

妙「沖田さんが来る前。そもそも、何の話ししてましたっけ?」

銀「い、いや、何でもねぇよ。」

妙「そうですか。…あの、銀さんは好きな人、居ないんですか?」

銀「は。何でそんな話になるわけ?」

妙「みんな銀さんには言わないですけど、気にしてますよ?猿飛さんとかツッキーとか。女子で集まるといつもその話題ですもん。」

銀「で、何でお前が聞いてくるんだよ。」

妙「私も気になりますから。誰かしら。猿飛さん…は無いわよね。綺麗なお顔でスタイルもいいツッキーかしら?九ちゃんはダメよ。せっかくお見合いが決まったんだから。」

銀「ちげーよ。」

妙「はっ…もしかして神楽ちゃ」

銀「んなわけねぇだろ‼︎俺は犯罪者じゃねぇ‼︎」

妙「じゃあ誰なんですか?」

銀「……」

妙「…ふふ。ごめんなさいね、なんだか不躾なこと聞いちゃいましたね。」

銀「…お前がそんなに知りてぇなら教えてやるよ。」

妙「え?教えてくれるんですか?」

銀「お前がまだ名を挙げてねぇやつだよ。」

妙「うーん…お登勢さん?それともキャサ」

銀「てめぇ真面目に言ってんのか‼︎んなわけねぇだろ‼︎ったく……ていうか何でお前は自分を入れないわけ。」

妙「私…ですか?だって銀さんの好みじゃ…」

 


銀「俺の好いてる女はお前だよ、お妙。」

妙「……え」

 


銀「これで気ぃ済んだかよ。」

妙「え、ちょ…えぇぇぇ…//そんなっ銀さんが…」

銀「ああ。お前のことが好きだ。」

妙「…っ」

 


銀「あーあ、言っちゃったよ。銀さん、言っちゃったよついに。お前さぁ、いっつも自分のことより他人を優先すんじゃん?だから俺が言ったとしてもお前を苦しめるだけなんじゃねぇかとか色々考えたんだよ、銀さん。恋するJK並に考えたんだよ、銀さん。まあお前が20歳になったら言うことは決めてたけど。」

妙「……」

 


銀「お前今まで自分を犠牲にして生きてきただろ。小さい頃に親父さん失くしてから、親代わりとして新八を育てるためによ。自分の気持ちを隠して相手を優先してきただろ。でももうその必要はねぇ。俺がそんなことさせねぇ。俺の前では何も隠さなくていい。俺が全部受け止めるし、俺がお前も新八も守る。かわいくねー女は今日までだ。これからはかわいいお前でいろ。だからお妙、一生俺のそばに居てくれ。」

 


妙「……」

銀「絶句するほど嫌かよ…」

妙「…うっ、ズズッ」

銀「え⁈何何何何何で泣くの⁈え、何実は泣くほど銀さんが嫌いだった⁈ごめんごめん謝るから泣くのはやめて泣くのは‼︎300円あげるから泣かないでくれぇぇーーーっ‼︎」

妙「嫌いなわけ…無いじゃないですか…」

銀「え、そうなの?」

妙「…嬉しいからに決まってるじゃないですか‼︎ううっ…」

銀「⁈」

 


妙「…………私もずっとあなたさまをお慕いしていました…」

銀「…」

妙「…こんな私ですが、お側に置いてくださいませ…わっ」

銀「あーやっと言えた。」

妙「ちょ、銀さん…」

銀「いいだろ?銀さんずぅーっと長いこと我慢してきたんだよ?ちょっとぐらい褒美くれよ。」

妙「…ふふ。銀さん、心臓バクバク言ってますよ。」

銀「当たりめぇだろ。銀さんだって緊張くらいします。はぁーお前ほんっとに本心みせないから大変だったんだぞ。何なら銀さん、振られる覚悟で言ったからね。」

妙「だって…銀さんはみんなの銀さんだから…言えるわけないじゃないですか…」

銀「ったく。誰が決めたんだよ、みんなの銀さんだなんて。今日から俺はお前だけの銀さんだからな。」

妙「銀さん…」

銀「つーか、俺が言わなかったらお前言わないつもりだっただろ。」

妙「そうですね…墓場まで持っていこうと思っていました。」

銀「だろーな。まあいいさ、これで俺たちは恋仲になったわけだから今から布団引いていっぱつ…

 


新・神「うおおおおおおおおお」

ガッシャーーーーンンンンン

銀「いってぇ………って、おいぃぃぃぃ‼︎なんで新八と神楽が居るんだよ!!!」

妙「新ちゃん、神楽ちゃん‼︎」

新「神楽ちゃん‼︎何で僕を蹴飛ばすんだよ‼︎」

神「新八が触るからアル。つーか、姉御ぉぉぉぉぉ‼︎おめでとうネ‼︎よかった、ほんとよかったアルな‼︎ようやくアルな‼︎本当長かったアルな‼︎2人とも素直じゃないからこのままどうなることかと心配してたネ‼︎あたいは嬉しいヨ‼︎姉御が幸せになったネ‼︎」

妙「神楽ちゃん…」

新「…」

銀「新八…」

新「…僕は…僕は…姉上が好きになった人なら、例え糖尿なりかけの天パ侍でも認めますよ。だって…姉上の幸せが僕も嬉しいから。…こんなこと言いたくないですけど、相手が銀さんで良かったです。でも…姉上…姉上ェェェェ‼︎」

妙「新ちゃん…」

神「おい、銀ちゃん‼︎姉御のこと泣かしたら銀・即・斬アル。」

新「銀さん、姉上を泣かせたら許しませんからねぇ‼︎」

銀「牙突はやめてェェェェ牙突は‼︎なんなんだよ、お前ら‼︎銀さんの味方0かよ‼︎」

妙「神楽ちゃん、新ちゃん、ありがとう。」

銀「つーか、お前らいつから居たんだよ。神楽はそよ姫のとこで新八は親衛隊じゃなかったのかよ。」

神「銀さんは好きな人居ないんですか?のとこからいたアル。」

銀・妙「なっ/////」

神「銀ちゃんがふしだらなこと始めようとしたら新八が興奮して結局バレたネ。」

新「してねぇよ‼︎‼︎‼︎神楽ちゃんが蹴飛ばしてきたんでしょ‼︎‼︎」

銀「で、何でいるんだよお前ら。」

神「そよちゃん家に行く前に姉御に可愛いパジャマ借りようと思ってここにきたアル。そしたら門からサディストが出てきたネ。」

 


数時間前

神「何でお前ここにいるアルか。」

沖「よう、チャイナ。いちゃ悪いかよ。」

神「お前最近姉御に用事とか言って通ってるらしいナ。姉御に何したアルか。ゴリラから略奪アルか。」

沖「ちげぇよ。お前には関係ねぇ。」

神「なんだヨ。うぜぇ。姉御に聞くからいいアル。」

沖「……」

新「あれ?神楽ちゃんそよ姫様のとこじゃなかったの?沖田さん、こんにちは。」

沖「どうも。じゃ、俺はここで。」

新「……?」

 


神「アイツ怪しいネ。新八ぃ、今から姉御にアイツと何があるのか聞いてくるアル。もしかしたら姉御と出来てるアルよ。」

新「え⁈それが、僕も聞いたけど教えてくれないんだよ。…あれ?お客さんかな。あ、でもこの靴って銀さん?」

神「銀ちゃん来てるアルか。2人で何話してるアルかぁ〜?盗み聞きしちゃおー。」

新「あ、ちょっと神楽ちゃん。それは2人に悪」

 


妙「銀さんは好きな人、居ないんですか?」

 


新・神「隠れ身の術」

 

 

 

神「ってわけアル。」

新「すみません、大切な話盗み聞きしちゃって。」

銀「ったく。お前らが居ないからチャンスだと思ったのに…

 


ガラガラガラ

 


ババ「上手くいったようだね、銀時。」

銀「っババア‼︎何でこんなところに…っておい、何だよお前ら‼︎」

妙「み、みんな…何で…」

沖「今後の展開が面白そうだったんで、色んなところに情報流しといたんでさァ。報告する手間ぁ省けましたねぃ、旦那ァ。」

銀「おまっ‼︎いいのかな〜沖田くぅん、バラしても」

沖「(コソッ)うっかり首はねちゃいますぜぃ」

銀「この、クソガキッ…」

 


バ「なんだい、なんだい。結局ここがファイナルファンタジーじゃないか。ババアの勘は確かだったようだねぇ。お妙、お前の欠点は料理だけだね。毎日教えてやるからうちにおいで。」

キャ「オ前ライツノマニ出来テンダヨ‼︎ガキガ発情シテンジャネェヨ‼︎ツイデニ、私モ誰カトファイナルファンタジーシテーヨ‼︎」

たま「銀時様はお妙様を好き。というデータはすでにあります。一生守る。俺のそばにいろよ。を新しくデータに書き加えておきます。」

銀「こいつら、うっぜーよ‼︎‼︎ババア、お前は俺の母親じゃねえだろ‼︎どこの姑だ‼︎わたる世間はババアばかりですか‼︎」

バ「銀時、あんたやる時はやるじゃないか。安心しな。赤子の面倒はタダでみてやる。」

銀「気が早ぇぇよ‼︎」

 

 

 

九「お妙ちゃん。」

妙「九ちゃん…」

九「大丈夫、もうあの頃の僕じゃない。だから心の底からお妙ちゃんの幸せが嬉しく想うよ。一人の友人として、お妙ちゃん、おめでとう。」

妙「…九ちゃん。ありがとう。」

月「お妙、よかったな。のぅ、猿飛。」

さ「…何よ。私は認めない。」

妙「ツッキー、猿飛さん…あの、私」

月「案ずるな。お妙には言ってなかったが…わっちも猿飛もとっくの昔に銀時に振られておる。」

妙「えっ…」

さ「ちょ、ツッキー‼︎何で言うのよ‼︎昼ドラ的なドロドロした感じにしようと思ったのにぃ‼︎ふぅ…バレたら仕方ないわね。お妙さん、あなたねぇ」

月「やめんか、猿飛。潔く諦めると決めたじゃろ。」

さ「幸せにならないと許さないから。」

月「猿飛…そうじゃな。お妙、お幸せに。」

妙「2人とも…ありがとう。でもせっかく仲良くなれたのに…」

さ「何言ってんのよ。」

月「わっちらはもうとっくに」

さ・月・九「友だちでしょ」

妙「………うん‼︎」

さ「これで銀さんとお妙さんの子どもができたら、私がその子と」バシッ

月「お妙、安心しろ。こいつは始末しておく。」

さ「んもーっ‼︎ツッキー‼︎ツッキーだって本当は悔しいくせに‼︎」

月「ふっ…わっちはそもそも銀時が誰かを想い馳せておることを知っておった。それがお妙であるもな。」

九「僕も知っていたさ。2人が一緒にいるところを見れば誰だってわかる。」

妙「えっ?」

さ「…悔しいけど、私も最初から分かっていたわよ。でもぜんっぜんアンタらくっつかないから告白してやったのよ‼︎」

月「してみたものの、俺には全力で落とさなきゃいけねぇ女が居るんだ。って。」

九「銀時は隠すのが下手だからな。」

妙「そんな…みんな知ってて…」

さ「お妙さん、銀さんを泣かしたらただじゃおかないわよ‼︎」

月「またみんなで女子会、するじゃろ?」

九「銀時がお妙ちゃんを泣かしたらすぐ斬りに行くさ。」

妙「みんな…ありがとう。」

 

 

 

近「…おい、万事屋。お妙さんを…お妙さんを…絶対泣かせるなよ。うっ…うう…いいなぁ‼︎‼︎何だよ‼︎俺なんかさ、ずっとアピールしてたのに‼︎羨ましいよ、お前が…でも泣かせたら俺が弱ってるお妙さんにそっと優しくしていっぱつ」

銀「やらせるわけねぇだろゴリラ。お前は自分のゴリラ嫁幸せにしろよ。」

土「ったく、お前らやっとくっついたのかよ。何話かけてんだよ。」

沖「ありぃ?土方さん、寂しいんですかぃ?ま、どっちみちこれで旦那の方が格上ですぜぃ。土方さんは万年マヨネーズしか相手がいやせんから。」

土「誰がマヨネーズ相手にしてるかよ‼︎女泣かすんじゃねぇぞ。」

銀「お前に言われなくても分かってるよ。そのままじゃお前の子孫、マヨネーズしか残らねえぞ。」

土「誰がマヨネーズの子ども携えるか‼︎このドSコンビ‼︎」

桂「フハハハハ。銀時、やはりお前お妙さんに惚れておったか。隠そうとしていたやもしれんが、俺にはバレバレであったぞ銀時。これでようやくお前はにゃんにゃんし放だ」

沖「かーつらァ‼︎‼︎‼︎」

桂「まあせいぜい仲良くやることだな。絶対結婚式呼んでくれよ、じゃないとずっと式場でスタンバッ」

ドカーン

 


沖「姉御、すいやせんした。勝手にこんなことして。」

妙「沖田さん…もう、相談聞いてあげないですよ?」

沖「それは勘弁してくだせェ。でも姉御のことだから旦那と恋仲になっても、気ぃ使って周りに隠そうとするんじゃないかと思って。これなら手っ取り早く報告できまさァ。」

妙「…もう、沖田さんったら…」

沖「姉御にはいつも話聞いてもらってますから、恩返しでぃ。それに…と、友だちでさァ。(小声)」

神「おいサディスト‼︎姉御をナンパアルか?だめアル。せっかく銀ちゃんが長年の恋を実らせたネ。邪魔はさせないネ。」

妙「あらあら、神楽ちゃん。大丈夫よ、沖田さんは私の友だちだから。」

沖「姉御…」

神「うぉぉぉ‼︎マジでか‼︎姉御、こんなのと友だちでいいアルか⁈」

沖「うるせぇチャイナ。失礼なこと言いやがって。」

神「でも銀ちゃんも姉御も幸せそうネ。よかったアル。お前たまにはいい事すんナ。」

沖「…//まあ借りを返しただけでサァ。」

新(お前らも早くくっつけよ。)

 

 

 

銀「ほらほら帰った帰った」

神「皆さーん、銀ちゃんのお楽しみタイムアルから早く帰るヨロシ」

銀「ややこしい事言ってんじゃねぇよ。」

新「もうすっかり夕方ですね。」

神「おお‼︎そうネ。姉御、可愛いパジャマ貸してほしいネ。そよちゃんとこ行くアル。」

妙「どれが良いかしら?私の部屋にあるから神楽ちゃん好きなパジャマ選んでいいわよ。」

神「いいアルか⁈ひゃっほーーーい‼︎」

 


新「僕今日親衛隊の活動あるのでたかちんの家に泊まります。」

銀「だから何だよ。」

新「…姉上をよろしくお願いします。」

銀「…」

新「僕にとってたった一人の家族で、たった一人で全部背負って育ててくれたんです。本当に…本当に大切な姉なんです。僕なんかじゃまだまだ頼りないから…。だから」

銀「そんなこたァねぇだろ。新八が居たからお妙もやって来れてんだろ。それに俺はお妙もお前も守るよ。心配すんな。俺が絶対何があってもお妙のことを幸せにする。だから認めてくれよ、弟くん。」

新「…み、認めるに決まってんだろうが、馬鹿野郎がぁぁぁぁぁ‼︎‼︎銀さぁぁぁぁん‼︎‼」

銀「おい、抱きつくなよ‼︎ったく、何回泣けば気がすむんだよ。」

新「うぉぉぉぉん」

神「何抱き合ってるネ。気持ち悪。」

新「うるせー鼻クソ娘‼︎感動してんだよ‼︎こんちきしょーっ‼︎」

妙「ふふ。新ちゃん、神楽ちゃん。2人ともありがとうね。」

銀「ありがとよ。」

新・神「うっ…うぉぉぉぉん」

銀「またこれかよ…」

妙「ふふふっ」

 


新「じゃあ姉上。たかちんのとこ泊まって来ます。銀さん…姉上をよろしくお願いします。」

神「じゃあネ、姉御、銀ちゃん。そよちゃんとこ行ってくるアル。銀ちゃん、ちゃんと避妊するヨロシ。」

妙「か、神楽ちゃんナニイッテ」

銀「まあ二人っきりってことはそういうことだ」バシッ

妙「おほほほほ。いやねぇ。銀さんたら。2人とも、いってっしゃい。」

神・銀「はーい」

 

 

 

志村邸

妙「はぁ。何だか疲れましたね…。ちょ、銀さん…」

銀「疲れたどころの騒ぎじゃねぇよ。ったくあのクソガキ余計なことしてくれたじゃねぇか。俺はずっとさっきの続きしたかったっつーのに。」

妙「つ、続きって…」

銀「分かってるだろ」

妙「で、でも、銀さん。…その、私まだ心の準備が…」

銀「心の準備なんざなくたって、ただ俺に委ねてくれればいいんだよ。な、お妙ェ」ドゴッ

妙「やっぱ無理ですっ‼︎‼︎‼︎」

銀「……隙あり。」

チュッ

妙「なっ………」バタッ

銀「おい、お妙ェーーーッ‼︎…チュウだけで卒倒ってどんだけウブなんだよオネーサン。……この先が楽しみだぜ。」

 

 

 

はい、長い上にめちゃめちゃ雑です。

私の妄想超大作でした。笑